太田姫稲荷神社


オキツネ様。この狐は太田姫の眷属??

 神田神保町古書店街の裏手にこの神社はひっそりとあります。どう見ても参拝者が多い様には見えない寂れたような神社なのに、何故か威厳を放つ神社です。

 太田姫稲荷神社は、太田道灌が娘の疱瘡(別名いもあらい)の治癒を祈願し立てたものだそうで、当時は一口稲荷と呼ばれていた様です。また、元々はもう少し御茶ノ水駅寄りの場所にあったそうですが、鉄道線路が引かれるため今の場所に移転したそうです。

 この神社の神様はかなり力ある狐だそうです。お社の所に有った説明板によると平安時代の文人、小野 篁(おの たかむら この人も謎の多い人。人の身でありながら閻魔大王の元で仕事をしており、昔恩を受けた人物の命を助けた…など。本当に人間かいな)が流罪を受けた際、この神社の主である太田姫(稲荷だから狐ですね)が夢に現れ、彼にお告げをしたという伝説があるそうな。うーんこういう伝説は面白いよね。


 
 ▲ 狛犬。お稲荷様に狛犬はあまり見ない気もするけれど…右の狛犬はちょっと壊れてました。地面に置かれて社を守る。
 

 ▲本殿                  ▲魚が愛嬌のある顔してました